あくとうぇいぶ
はらいたすの夜 1-2
気持ちが高ぶって、なんだか体まで暑くなってきた。
おもわず家にいるように服に手をかけた。
「え?」
早紀が声をあげた。
「なに!?どうしたの!?」
事件が起きたばかりなだけに、ぼくは手をとめて早紀に近付いた。
「あ…どうしたのじゃなくて…えっと……服…どうするの?」
「あぁ、なんか暑くなっちゃって服脱ごうかなって…」
返答も聞かずにとりあえず服を脱いだ。
…もしかして不評じゃない?さっきの表情のままだ…。
学校とかでの周りの評価は最悪で「脱ぐな!キモイ!!」とか言われてたけど……もしかして…いけるかな?よし…
「あ……う」
「汗かいちゃってるから、お風呂入ってくれば?そのままいると冷えちゃうし、さっきのこともあるし…」
「…あ、うん」
…よく考えればさっき人が死んでるんだぞ……。
こんな状況で初体験なんて考えてるなんて、ぼくはどうかしてる。
自己嫌悪に陥りながらぼくはお風呂に向かった。
「お?慎慈君、君もお風呂かい?」
「ええ」
お風呂場の入り口でどうやらお風呂あがりらしい圭さんに会った。
思ったより、うまく返答ができてない。
さっきのことを引きずっているのかもしれない。
「大丈夫!お風呂に入って体をさっぱりさせれば、すぐに気持ちも前みたいに戻るよ」
「はい、そうさせてもらいます」

ザパーン。
あー、気持ちいい。
窓の外はまだふぶいているみたいだ。
そうだ、色々考えてみよう。

A.北村君の死因
B.圭さんの言っていたウィスル
C.昔の事件について
D.あれ?今何か外を通らなかった?




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